部屋を片付けても、気づけばすぐに散らかってしまう。
「どうして家族は片付けてくれないんだろう」と、ため息をついたことはありませんか?
我が家は、収納が限られたアパート暮らし。
何度片付けてもすぐに散らかる部屋のなかで、これは何かの修行なのか…?と毎日思っていました。
そんなときに意識するようになったのが家の「片付け動線」です。
動線を考えて物の配置を変えてみたら、家族は変えらなくても以前より散らかりにくい家になりました。
この記事では、我が家で試して効果があった
「片付け動線」の考え方を紹介します。
この記事でわかること
・片付け動線とは何か
・家族が片付けない理由
・散らかりにくくなる家具やものの配置の工夫
この記事があなたの心地よいお部屋づくりのお役に立てたら嬉しいです。
片付け動線とは?散らかりにくい家の家具配置の考え方
片付け動線とは
「使う → 戻す」までの動きができるだけ短くなる配置のことです。
例えば、一般的な子供用の学習机には、
勉強に必要な教科書を立てる棚や、筆記用具を入れる引き出しがあります。
これは、学習に必要なものを、使う場所の近くにまとめた仕組みです。
逆に、学習机から離れた場所に教科書や筆記用具があると
・取りに行く
・使う
・戻しに行く
という動きが増えてしまいます。
動線が長くなるほど
「あとでやろう」
「とりあえず置いておこう」
が増え、散らかりやすくなります。
このような考え方で家の動線を整えていくと、
家族は変えられなくても、部屋は散らかりにくくなります。
我が家が散らかり続けていた理由
部屋を片付けても片付けても散らかる。
綺麗にしても、すぐ元通り。
毎日これは何かの修行なのか…?
賽の河原の石積みのようだなと、ずっと思っていました。
収納が限られたアパート暮らしの我が家ですが、問題は収納の量だけではありませんでした。
家族でも片付けの価値観は違う
片付けがうまくいかない理由は、
家族の性格や価値観の違いも大きいと感じました。
我が家の場合はこんな感じでした。
物が出しっぱなしでも気にならない人
収納量を考えずに物を増やしてしまう人
物やゴミをちょい置きした後、置いたものが“見えなくなってしまう”人
その一方で、私は
床には何も置きたくない
棚の上は必要なもの以外置きたくない
収納量以上に物を増やしたくない
片付いた部屋で気持ちよく過ごしたい
そう思うタイプです。
正直に言えば、
「なんで片付けてくれないの?」と思うこともありました。
でも、人を変えるのは難しい。
だったら——
物の配置を、家族が“無意識に戻せる形”に変えてみたらどうだろう?
そう思ったのが始まりでした。
まずやったのは「家族の動きの観察」
夫と子供たちの1日の動きを観察してみました。
すると、2つのことに気がつきました。
家具の配置を数年前から変えておらず、今の生活に合っていなかったこと
子供たちの目線で見ると「片付けのルールが分かりにくい収納」になっていたこと
さらに観察しているうちに、
「これって片付けだけじゃなく、他の困りごともまとめて解決できるのでは?」
と思うようになりました。
我が家の困りごとも一緒に改善
片付け動線や、わかりやすい収納に整えたことで改善できた我が家の「困りごと」はこちらです。
① 忘れ物が多い
夫も子供たちも、忘れ物の多さに困っている様子でした。
それまで我が家では
衣類はクローゼット
カバンや上着は定位置なし
という状態。
そこで、「できるだけ1か所で完結する収納」 を作りました。
例えば、夫の仕事の支度に必要な
通勤バッグ
仕事道具
仕事着
靴下
ハンカチ
子供達の学校の支度に必要な
ランドセル
学用品
マスク
これらをそれぞれ1か所にまとめたところ、
忘れ物が確実に減りました。
② 使ったものが出しっぱなしになる
我が家が散らかる原因は、こんな流れでした。
片付け動線が長い
↓
戻すのが面倒
↓
ちょい置き
↓
忘れる
これに気がつく前は、床置きを減らすために、
寝室クローゼットの中に夫の通勤バッグ置き場を作っていました。
しかし、一度も使われませんでした。
毎日扉を開けて出し入れすることが、面倒だったようです。
そこで収納をこう変えました。
毎日使う物 → 部屋の入り口近く
たまに使う物 → 部屋の奥
具体的には
・仕事バッグは立っている状態で肩から下ろしてそのまま置けるように、部屋に入ってすぐ横に置く場所を用意
・ランドセルも、部屋に入ってすぐに置ける場所に
・卒園アルバムや学用品のストック、救急箱などを部屋の奥に
ポイントは、「戻すまでの動きをできるだけ減らすこと」。
つまり、1アクションで戻せる仕組みです。
片付けの優先度が低い人にとって、
行動が1工程増えるだけでも大きなハードルになります。
部屋の奥に行く理由を減らすだけで、
以前よりずっと散らかりにくくなりました。
③ 子供達のちょっとしたお世話で落ち着けない
「食器は全部キッチンへ」
そういうものだと思い、なんの疑問も持たずに収納していました。
でも、食事のたびに
「スプーンちょうだい」
「フォークがいい」
と、幼い子供達が言う度に、キッチンとダイニングを往復するのが地味にストレスでした。
そこで、
カトラリーを種類別にケースへ入れ
リビングに設置(ファミレスの真似をしました)
小さなことですが、家族が自分で取りだせる仕組みにしたことで、以前よりゆっくり食事ができるようになりました。
④ 引き出しの中がすぐごちゃごちゃになる
種類別に収納しても、時間が経つと混ざってしまいます。
そこで、個人個人のプライベートな持ち物以外を入れるすべての収納にラベルを貼りました。
マスキングテープ+油性ペン(パワフルネームがおすすめ)です。
見た目?
お客さん?
二の次です。
私と家族が心地よく過ごせることが最優先です。
片付け動線を整えて感じた変化
正直なところ、
すべてが完璧に回っているわけではありません。
ここまでしても、1日経てば部屋は散らかります。
夫のちょい置きにイライラする日もあります。
でも、前よりずっと片付けやすくなったことで
・片付けにかけていた時間
・家族への声かけの回数
・私のストレス
これは確実に減りました。
まとめ|散らからない家より「戻しやすい家」
散らからない家を目指すのではなく
散らかっても戻しやすい家
を目指してみてください。
家族と言えど、一人一人の価値観は違います。自分ではない人の行動をガラッと変えることはできません。
でも、片付けやすい仕組みを作ることはできます。
・家族の動きを観察する
・「◯◯はここに置くもの」という思い込みを手放す
・物の配置を少し変える
これで暮らしは楽になります。
片付け動線を整えることは、家族を変えるためではなく
自分を楽にするため。
そうしているうちに、家が整う心地良さに家族が気づいてくれたら、少しずつ彼らの「片付けるハードル」も下がっていくかもしれません。
長期戦ですが、今の暮らしに合った動線を少しずつ整えていきましょう。
今日も本当にお疲れさまです。
まずはここだけチェックしてみてください。
今日できる「片付け動線チェック」
- 毎日使う物が部屋の奥にありませんか?
- 1アクションで戻せますか?
- 家族の目線で見たとき、置き場所は分かりやすいですか?

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