子育て世帯でアパート暮らしをしていると、「子供たちのおもちゃはそれぞれの部屋へ」「寝室はベッドだけ置いてスッキリと」「仕事道具は書斎に」…という訳にはいかず、限られた部屋の中にたくさんの物を置かざるを得ません。
家族全員が断捨離好きだったり、ミニマリストというわけでもない限り、備え付けの収納だけではどうしても足りなくなってしまいます。
子供が成長するにつれて、今まで使っていた家具が使いにくく感じるようになったり、「もっと収納量のある家具が欲しい…」と思うことがあると思います。
でも、「大きな収納家具を買って失敗してしまったらどうしよう…」と不安に思って後回しにしてしまったり、
いざ買って部屋に置いてみたものの、ものは片付いたのになぜか以前より部屋が狭く感じるようになってしまった。
そんな経験はありませんか?
この記事では、
・部屋を広く見せるための家具配置の具体的なコツ(視線の流れ)
・圧迫感を減らすための家具の置き方
・置かないことで部屋を広く感じさせる家具の考え方
これを実体験ベースでわかりやすく解説します。
3つのポイントを意識するだけで、実際の広さは変わらなくても「広く感じる部屋」に変わります。
この記事があなたの心地よいお部屋づくりのお役に立てたら嬉しいです。
部屋を広く見せる「視線の流れ」の作り方
まず、部屋を広く感じられる『視線の流れ』を作る配置の3つのポイントをご紹介します。
① 視線の先を低くする
脳は“見えている範囲”で空間の広さを判断します。
人は部屋に入った瞬間、無意識に「奥行き」を測っているので、奥まで視線が抜けると、空間は広く感じられます。
逆に、途中で視線が遮られると、そこで空間が終わったように錯覚します。
そのため、我が家ではメインで過ごす部屋の一番奥には、できるだけ高さの低い家具を置いています。
寝室の一番奥には、あえて何も置いていません。
それだけで、部屋に入った瞬間に感じる窮屈さがやわらぎます。
とはいえ、間取りによってはどうしても奥に家具を置かざるを得ない場合もあります。
我が家にもそんな部屋がありますが、その場合は圧迫感を軽減するために白い家具を選んでいます。
白を選ぶときに気をつけている色バランスについては、別の記事で詳しくまとめています。

② 高さのある家具は入り口側へ
高さのある家具が部屋の奥にあると、空間の「終点」が強調されてしまいます。
そのため、我が家では一番高さのある収納家具は部屋の入り口側の壁面に配置しています。
部屋の入り口から奥に向かって家具の高さが低くなることで、視線が自然に流れ、奥行きを感じやすく、部屋に入った瞬間の圧迫感も軽減されました。
さらに、入り口側に収納量のある家具を置くことで部屋が散らかりにくくなります。
なぜ散らかりにくくなったのか?などの片付け動線については、こちらの記事で詳しく書いています。

③ カラフルなものは視界から外す
色数が多い=情報量が多い、ということ。
情報量が増えると、脳は「物が多い」と判断します。
物の量が同じでも、色数が少ない方がスッキリ見えるんです。
子供のおもちゃや学用品はどうしてもカラフルになります。
そこで、絵本ラックやおもちゃ収納は、視界に入りにくい位置に配置しています。
部屋に入ったときに目に入る色の情報量が減るだけで、空間はぐっと整って見えます。
部屋を広く見せるために「置かない」と決めた家具
次に大切なのは、できるだけ「床の見える面積」を増やすことです。
人は無意識に、目に入る“床の広さ”で空間の広さを判断しています。
床がたくさん見えているほど「広い」と感じやすく、逆に家具やもので床が隠れてしまうと、実際の広さよりも狭く感じてしまいます。
そのため、部屋に「何を置かないと決めるか」は、家具をどう置くかと同じくらい重要だと感じています。
① ソファ
夫婦2人暮らしの頃は置いていましたが、子供が生まれて物が増えたタイミングで手放しました。
ソファは面積も大きく、動かしにくい家具です。
置かないと決めたことで、床の見える面積が増え、掃除もしやすくなりました。
② ダイニングセット
「いつかは素敵なものを…」と思いながらも、今は置いていません。
ダイニングセットを置くと、その場所が固定され、家具配置の自由度が下がります。現在は、食事・遊び・勉強を1台のローテーブルで兼用しています。
大きな家具を置かないことで、子供の成長や暮らしの変化に合わせてレイアウトを柔軟に変えられるようになりました。
③ 重ねられない大きなかご
床に置かれたかごは、視線を止める“障害物”になります。
ちょっと散らかったものを片付けたい時や、脱いだ洗濯物を入れておくのに便利ですが、使っていない時も床面を占領してしまいます。
たった一つでも、空間の広がりを分断してしまうと感じました。
さらに洗面所では、かごの上がデッドスペースになりやすく、もったいないと感じたため、我が家では使うことをやめました。
→アパート暮らしにおすすめの使いやすいかご
内部リンク
④置くタイプの室内物干し
使っていないときは畳んでいても、置くタイプはどうしても存在感があります。
床面を占領することで、部屋が狭く感じる原因になってしまいます。
部屋を広く見せるためには、できるだけ床にものを置かないことが大切です。
そのため、我が家では壁に突っ張るタイプの物干しを選び、床の見える面積を確保しています。
→場所を取らないおすすめの室内物干し
まとめ
限られた広さのアパートでも、「どこに置くか」を意識するだけで、部屋の広さの感じ方は大きく変わります。
今回ご紹介したポイントは、次の3つです。
・背の低い家具は部屋の奥に、高さのある家具は入り口側へ
・空間の色の数を減らして、視界に入る情報量を抑える
・床の見える面積を増やす
この3つを意識するだけで、実際の広さは変わらなくても、空間はぐっと広く感じられるようになります。
よかったらできそうなところから試してみてください。
部屋に入ったときの窮屈さがやわらぎ、気持ちよく過ごせる空間になりますように。
賃貸アパートを広く見せる全体の考え方はこちら


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